
本日4月10日(日)にリーグ・オブ・レジェンド(以下LoL)の国内プロリーグ決勝戦「LJL 2016 Spring Split Final」が東京・国立代々木競技場で行われる。その試合模様を遠隔地で観戦する学生限定の「パブリックビューイング」イベントが、関西e-sports推進サークル主導のもと、立命館大学 衣笠キャンパス(京都府京都市)にて開催予定だ。
会場となるのは布笠キャンパス「充光館」地下1階の301教室。デジタルシネマ・映像編集プロダクションなどで用いられるプロジェクターや、映画館並みの臨場感の再現が可能なマルチチャンネルサラウンドシステムを完備しているシアタールームだ。
本日正午12時より来場受付を開始し、13時より試合中継を行う予定となっており、WEB上からの事前登録制となっているが、当日の飛び込み参加も可能なようだ。
拡大する学生e-sports活動、必要なのは”継承”?
今回会場となる立命館大学には「ゲーム研究会」という団体が存在する。
ゲーム研究会は映像学部の自主ゼミとして2008年から精力的に活動してきた団体で、2009年からはe-sportsイベント「e-sports festival」を主催。e-sports大会を行うだけでなくゲーム開発者を招いたセミナー開催なども手がけてきた。
そして今回のパブリックビューイングイベントも同研究会からの協力のもと行われることが、主催サークルのSNS上でも語られている。
これまで「学生e-sports団体はノウハウが蓄積されず長続きしない」などと言われることもあったが、案外杞憂だったのかもしれない。

2008年頃よりe-sportsイベントを主催してきた立命館大学ゲーム研究会
(画像は2012年に立命館大学学園祭で開催されたイベント「e-sports festival」のロゴ)
近年e-sports関連のサークルや研究会は増加傾向にあり、学生のe-sports活動はこれから確実に拡大していくだろう。
LoL日本運営会社・ライアットゲームズとYahoo!JAPAN、GameBankによる学生支援プログラム「e-Sports×U」が発表され、全国の大学にLoLサークルが新設されたことも記憶に新しい。
この活発化の流れを一過性のものにせず、さらに発展させていくには、各団体において「次世代に自分たちの情熱やノウハウを継承する」仕組みづくりが必要になってくるだろう。