
4月4日、スポーツに特化したインターネットメディア「運動通信-CRAZY FOR SPORTS」が開始された。同メディアでは今後e-sports関連のニュースも取り上げていく方針のようだ。
現在、運動通信はいわゆる肉体的な「スポーツ」関連のニュースを主に掲載しているが、同社に問い合わせたところ「(e-sportsを取り上げていく)時期、カテゴリの別け方など詳細はまだ未定だが、準備は進めている」との回答を得られた。
広がる「スポーツ」の定義
運動通信はスポーツ特化のメディアだが、ユーザー層を限定せず幅広い層を対象にしたニュースサイトだ。
現在もメジャースポーツからマイナースポーツまで多種多様なジャンルの記事が掲載されているが、ここに異色な「e-sports」が加われば、今まで競技ゲームのシーンに興味がなかった層の関心も得られるかもしれない。
また、運動通信では新聞社などから提供された記事をを中心に情報発信しているが、今後は自社で試合やアスリートを取材、報道できるよう体制の構築を進めているようだ。もしe-sportsに大きなスポットが当たれば、特集を組まれることもあるかもしれない。

好みにカスタマイズされた「一面記事」を表示する機能も
そして同メディアには、読者が会員登録する際に「好きなスポーツ」を選択することで、各ユーザーの好みにカスタマイズされた「一面記事」を表示する機能も実装されている。e-sports情報が発信されるようになれば、既存のe-sportsファンの情報収集にも役立ってくるだろう。
運動通信がスポーツメディアとして、e-sportsをどのように取り上げていくのか。今後の動向に注目したい。
椅子に座って頭をひねりながら遊ぶゲームも、いまや「スポーツ」と認識されるようになりつつあるようだ。