
2016年6月16日にRedditに投稿されたコチラのスレッドによると、韓国のネットカフェ(PC Bang)にて現在プレイされているオンラインゲームのタイトルで、オーバーウォッチのプレイヤー人口がリーグ・オブ・レジェンド(LoL)とほぼ同じであることがわかった。

ネットカフェ(PC Bang)における人気タイトルの人口推移。 青色がLoL、オレンジ色がオーバーウォッチ(OW)。Redditの投稿より。
4年間不動だったLoLの人気、ついに陥落か
PC Bangは日本で一般的なネットカフェとは少し違い、友人や現地で知り合った人と共に同一のオンラインゲームを楽しむことができ、ユーザー同士の社交場としての役割も持っている。いわゆるLANパーティに近いサービスを行っているネットカフェだ。客層もコアゲーマーが多い。
コアゲーマーが集まるPC Bangで、LoLは過去4年間プレイヤー人口1位を誇り続けてきた。しかし近いうちにその座をオーバーウォッチに譲る可能性が高くなってきている。
さらに韓国のインターネットカフェで40%のシェアを誇るGettoGoldの調べによると、6月15日の時点でオーバーウォッチのプレイヤー人口はLoLを抜いて1位ということだ。
LoLプレイヤーがオーバーウォッチに移動
上の図を見ると、オーバーウォッチの人口増加と反比例するようにLoLの人口が減っている。これはつまりLoLプレイヤーがオーバーウォッチに移動していると見ていいだろう。
オーバーウォッチはリリースされてまだ間もないため、内容の善し悪しに関わらず注目を浴びる時期ではある。しかし有料のゲームがプレイヤー人口だけで基本プレイ無料のゲームと対抗できる例は少ない。それほどオーバーウォッチが”良ゲー”であるという事実の現れだろうか。
別の理由として考えられるのが、ダイナミックキューなどの仕様変更があったためLoLの人気が低下しているのではないかということだ。LoLには競技性を大切にしている真面目なプレイヤーが多い。ゲームの公平性が保たれづらい現状のランクドマッチに愛想がつきてしまったプレイヤーに、ちょうど都合の良いゲームが転がり込んだということだ。
いずれにせよ、既存のLoLプレイヤーの多くがオーバーウォッチに興味を示しはじめている。この流れにRiotGamesは今後どのような手を打つのだろうか。彼らの今後の動きをチェックしよう。
(※2016/6/21 14:00 PC Bangの説明文章を一部加筆・修正しました)