
2016年6月30日、LoL公式リーグ「LJL Challenger Series 2016 Summer Split(以下LJLCS)」がついに開幕した。
LJLCSは公式プロリーグ「LJL」の2部リーグ。このLJLCSを上位通過したチームは、LJL昇格戦への挑戦権を手にすることができる。言わば「プロリーグへの登竜門」だ。
30日にはRound1&Round2の試合が行われ、「OVERDRIVE」「KINGDOM」「Rascal Jester」の3チームが勝利。「Cyclone」「7th heaven X」「DetonatioN Rising」は敗北からのリーグスタートとなった。

初週の結果。2-0と0-2でキッパリとわかれたランキング
昨シーズン苦渋を味わった3チーム、順調な走り出し
現在、暫定1位で並んでいるチームは、いずれも昨シーズン苦しい思いをした3チームだ。
「Rascal Jester」は、昨シーズンまで1部リーグLJLに出場していた名門だ。
LJL設立当時からリーグに参戦していた古参チームだが、成績が伸び悩み、今シーズンからは2部に降格。
さらに長らくチームをバックアップしてきたメインスポンサーとの契約終了、選手の引退、移籍なども重なり、チームとして大きな打撃をを受けた。
今シーズンはチームメンバーを大幅に入れ替えて、1部への返り咲きを目指す。
「OVERDRIVE(旧Dragonfly Gaming)」は、昨シーズンLJLCS予選・本戦でペナルティが頻発、さらに選手が出場停止処分になってしまい、急遽メンバーチェンジを行うなど苦難が続いた。
それでも圧倒的な強さを見せつけリーグを1位で通過したが、LJL昇格戦では敗北。あと一歩のところでLJL出場を逃すという悔しい経験をしている。
またファンの間では有名な話だが、今年6月から加入した元プロ選手も、昨年Elo Boost行為が発覚し、昨シーズン出場停止となっていた。
今シーズン、この悪い流れを断ち切るようにOVERDRIVEは、チーム名や体制を一新。今度こそLJL昇格を狙う構えだ。
「KINGDOM」もまた、昨シーズン規約違反でペナルティを受けたチームだ。
アマチュア大会で何度か優勝経験もあったチームだが、昨シーズン中は出場停止の処分を受け一時活動休止。有力メンバーも脱退する中、なんとか今シーズンまで活動をつづけてきた。
当時からメンバーは一新されたが、今期は結果を残せるだろうか。
そんな彼らの次の試合は、7月7日七夕。
それぞれの願いを胸に秘め、戦いの舞台へ臨む。